快適な室内環境の計画

森村設計では、温熱環境のシミュレーションを、様々なプロジェクトにおいて、快適な居住環境を計画するためのツールとして利用しています。その一つであるCFD(Computational Fluid Dynamics;数値流体力学)は、近年、詳細な環境予測ツールとして、計画、設計段階において活用されつつあります。 弊社でも多くの実績があり、特に、ホール、アトリウム等の大空間では、居住域環境における、快適かつ高率的な空調が必要となるため、CFDを利用して数ケースの設計案の検証を行い、最適な空調システムを決定します。また、大空間の他にも、オフィスやデータセンター、自然換気の検証等、様々な温熱環境の検討に利用することができます。

 

 

  

東京国立博物館表敬館

東京国立博物館表敬館は、一般公開のため平成18年度に改修工事を行ないました。改修計画に中で、展示室における、ファンコイルユニットの可変風向フィンや、ファンコイルユニット前面に設置される展示パネル形状の検討を行いました。

 

 

横浜客船ターミナル

建築設計 エフオーアーキテクツ
所在地 神奈川県

 

横浜客船ターミナルは建築コンペので折板構造で大空間を構成するのFOAの案が採用されました。森村設計はこの建築計画にマッチしてしかもエネルギー消費がもっとも少ない方式として床全面から空調空気を吹出居住域空調で計画をおこないました。

 

 

東京国際フォーラム

建築設計 ラファエル・ヴィニオリ・アーキテクト
所在地 東京都
竣工 1996
階数・規模 地上11階 地下3階 144,405
冷房容量 3,750USRT
暖房給湯容量 12,000Mcal/h
変電設備容量 20,000 KVA

 

ラファエル・ヴィニオリが東京国際フォーラムの国際コンペで当選した案は、4つのホールを機能的に分離したホール棟と高さ60mのガラスのアトリウムで構成された会議棟でした。森村設計は、この壮大なアトリウムに対して最小エネルギーで最大の快適な環境を構築することが求められました。最終的には自然換気と局所空調の二方式で計画されました。そのシステムの構築のために、CFDと模型実験の検証を行いました。

 

 

青森県立青森美術館

建築設計 青木淳建築計画事務所
所在地 青森県
竣工 2005
階数・規模㎡ 地下2階 地上3階 21,133㎡

 

県立青森美術館の展示室は、約20m程度の天井に、スリット型吹出口を設置しています。天井が高いため、吹出口からの気流が居住域まで達せず、室内の快適性に問題が生じる可能性があったため、シミュレーションによる詳細検討を行いました。

 

 

葛西臨海公園展望広場レストハウス

建築設計 谷口建築設計事務所
所在地 東京都
竣工 1995
階数・規模㎡ 地上2階 地下1階 769.947㎡

 

葛西臨海公園展望広場レストハウスでは、ガラス空間における温熱環境の検討を行いました。

 

 

静岡県コンベンションアーツセンター

建築設計 磯崎新アトリエ
所在地 東京都
竣工 998
階数・規模 地上11階 地下1階 60,630
冷房容量 2054USRT
暖房給湯容量 4,800Mcal/h
変電設備容量㎡ 3,000 KVA

 

東京国際フォーラムの設備実績を経て、磯崎新アトリエから依頼されたのが静岡コンベンションアーツセンターでした。
ここでは天井高が約60m、5000人収容の多目的利用の大ホールが計画されていました。この大ホールは、温度成層空調を利用した局所空調で計画しました。