大地からのエネルギー
天空からのエネルギーは、そのまま消えてしまうのではなく、地球という貯金箱に蓄えられます。地表は天空からの影響を直接受けますが、地中はその作用に影響されにくいという特性があります。つまり、常に一定のエネルギーを提供しやすいのです。この外界の影響を受けにくいエネルギーの有効活用を考えました。
地熱の利用 クールチューブ
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★地熱の利用
地中の環境は、われわれが生活している地表面よりもずっと太陽の影響を受けにくい空間であるため、年間を通じてほぼ一定の環境が保持されています。例えば、トンネル内を歩くと夏でもひんやりとしていて、外界の影響を受けにくいことが実感できると思います。空調を行うとき、建物に外気を導入する必要があります。しかし、冷房時に温度の高い空気をそのまま室内に入れてしまうと冷房効率が悪くなります。そこで、その空気を地中で冷やし、導入してやることで効率はあがります。
空気を通すダクトをトンネルと考え、このトンネルに土をかぶせてトンネル内で冷してやると考えれば良いわけです。
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加賀市立錦城中学校
| 建築設計 |
安藤忠雄建築研究所 |
| 構 造 |
Structure S |
| 規 模 |
地上2階 |
| 建築面積 |
5,615.31㎡ |
| 延床面積 |
7,514.89㎡ |
| 用 途 |
中学校 |
錦城中学校では、地下埋設されたダクトを通して給気を行い、外気温度を下げて、建物内に外気を取り込んでいます。
地中温度の解析を行い、システムに適切な温度を算出し、熱交換が効率よく行なえる条件を設定しました。
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銀山温泉 藤屋
| 建築設計 |
隈研吾建築都市設計事務所 |
| 構 造 |
木造 |
| 規 模 |
地下1階、地上3階 |
| 建築面積 |
366.09㎡ |
| 延床面積 |
927.99㎡ |
| 用 途 |
旅館 |
★地熱の利用 温泉利用
約60℃で湧き出す銀山温泉の湯は、掛け流しで湯浴みするには熱過ぎて、水道水を加え入浴に適した温度まで冷まして使われていました。一方、冬の寒さも厳しい当地では宿泊施設の暖房と給湯には多くのエネルギーを必要とします。そこで、これまで水道水で冷ましていた温泉の熱を、暖房や給湯に活用するシステム設計を計画しました。タンクに貯めた源泉を腐食に強い材料で出来た熱交換器を通して適温まで冷まして浴槽へ供給するとともに、熱交換器から得られた余熱を利用するシステムで、水道代と暖房・給湯用のエネルギー費を大幅に削減する計画です。温泉の熱は、空冷エアコン室外機のデフロスト防止と融雪に効果を発揮し、床暖房や給湯のプレヒートにと利用され、掛け流しによる温泉排水も屋外融雪に使われています。温泉熱のカスケード利用を実現した設備システムは、ライフサイクルコストとCO2排出量の削減に優れた自然エネルギーの活用システムです。
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雨水の利用
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★ 雨水の利用
雨水を利用して建物の便所の洗浄水として役立てることができます。建物の地下ピットなどを水槽として利用し、そこに雨水を貯留して、この水を利用するわけです。飲料用として使用するまではいきませんが、下水へそのまま送りこんでいた雨水もこのように利用すると資源の有効利用を図ることができます。 |
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江戸東京博物館
| 建築設計 |
菊竹清訓建築設計事務所 |
| 所在地 |
東京都 |
| 竣工 |
1993 |
| 階数・規模 |
地上7階 地下2階 |
| 冷房容量 |
46,590㎡ |
| 暖房給湯容量 |
626USRT |
| 変電設備容量 |
1,650Mcal/h |
集水面積10,000㎡、雨水貯留層2,500㎡の江戸東京博物館では、平成11年度の実績で雨水利用率(年間の洗浄水における雨水の利用率)37%を達成できました。
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東京国際フォーラム
| 建築設計 |
ラファエル・ヴィニオリ・アーキテクト |
| 所在地 |
東京都 |
| 竣工 |
1996 |
| 階数・規模 |
地上11階、地下3階144,405㎡ |
| 冷房容量 |
3,750USRT |
| 暖房給湯容量 |
12,000Mcal/h |
| 変電設備容量 |
20,000 KVA |
東京国際フォーラムでは、排水再利用の原水として、厨房排水、冷却塔ブロー水と雨水を利用しています。平成17年度の原水の利用割合と再利用水の利用先をグラフに示しました。雨水は、再利用原水と有効に利用できています。
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表参道ヒルズ
| 建築設計 |
安藤忠雄建築研究所 |
| 構造 |
SRC造、一部RC造、S造 中間層免震構造 |
| 規模 |
地下6階、地上6階 |
| 建築面積 |
5,030.76㎡ |
| 延床面積 |
34,061.72㎡ |
| 用途 |
店舗、共同住宅、駐車場、公衆便所 |
表参道ヒルズでは、建物や敷地内の雨水(集水面積約5,500・)を建物下部の雨水貯留槽(約370m3)へ貯留し、ろ過滅菌処理を行った後に雑用水槽へ貯留し、便所の洗浄水や、敷地東端のガラスモニュメントを基点に、表参道の勾配を利用しながら並行に流れる「せせらぎ」や、屋上庭園への自動潅水設備等に利用しています。
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